LINE公式アカウントとは?無料で使える店舗集客のマストアイテム

LINE公式アカウントとは?無料で使える店舗集客のマストアイテム

LINEで集客やリピーター獲得ができると注目を集めているLINE公式アカウント。
自社で使ってみたくても、そもそもLINE公式アカウントとは一体何なのか、よく分からないですよね。

そこで今回は、LINE公式アカウントとは何なのか、できることやメリット・デメリット、開設方法まで、解説していきます。
ぜひ本記事を最後まで読んで、LINE公式アカウントの導入を検討してみてください!

LINE公式アカウントとは?

LINE公式アカウントとは、企業がLINEの「友だち」となり、さまざまな情報を提供できるサービスのことです。
従来は「LINE@」と呼ばれていたサービスで、現在は「LINE公式アカウント」へと移行しています。

それではここから、LINE公式アカウントの特徴や、LINE公式アカウントで出来ることをご紹介します。

企業のビジネス用アカウント

LINE公式アカウントとは簡単に言うと、企業が使えるLINEのビジネス用アカウントです。

LINE公式アカウントは、普段私たちが友人や家族とLINEを使ってコミュニケーションを取っているような感覚で
チャットのやりとりや企業からのメッセージ配信などができます。

集客のツールとしても使える

LINE公式アカウントは集客のツールとしても使えます。

企業や店舗の最新情報を顧客にメッセージでお知らせしたり、クーポンやショップカードなどの機能を活用したりできます。

その結果、効果的に企業のサイトや店舗に送客ができるという仕組みです。

LINEを使った効果的な販促方法は別記事で詳しく解説します。

誰でも無料で開設できる

LINE公式アカウントは、誰でも無料で開設できます。

さらに、毎月1,000通までは無料で利用することができ、それ以上使った場合は使った分だけ課金するシステムです。

無料で開設できるので、気軽に始めることができますよ。

LINE公式アカウントの機能

LINE公式アカウントは、メッセージのやりとりができる以外にもさまざまな機能があります。

ここからは、LINE公式アカウントの機能を5つご紹介します。

  1. メッセージを配信する
  2. チャットができる
  3. 自動応答メッセージを送れる
  4. クーポンや抽選を配信できる
  5. ショップカードが使える

メッセージを配信する

LINE公式アカウントでは、普段私たちが使っているLINEと同じような感覚で
友だち追加したアカウントにメッセージ配信をすることができます。

企業や店舗のお得情報や最新情報などを顧客にいち早く配信することで、集客に繋げることができます。

LINE公式アカウントのメッセージ機能を効果的に活用する方法については別記事を参考にしてください。

チャットができる

一方的にメッセージを送るだけでなく、LINE公式アカウントは1対1のチャットもできます。

顧客からのお問い合わせに対応したり、カスタマーサポートに使えたりと、顧客と直接やりとりすることができますよ。

自動応答メッセージを送れる

さらにLINE公式アカウントはメッセージ配信やチャットができるだけではありません。

顧客に対して、自動応答メッセージを送ることもできます。

営業時間外の問い合わせや、お問い合わせが混み合っていてすぐに対応できないときなどに自動応答メッセージを送っておけば、顧客も安心してやりとりすることができますよね。

クーポンや抽選を配信できる

普段何気なくお買い物や外食をしていると、「LINEの友だち追加をすれば○円引き」などといったサービスを使うことはありませんか?

LINE公式アカウントを使えば、そういった顧客が店舗で使用できるクーポンの作成と配信をすることができるのです。

また、抽選も配布できます。
クーポンや抽選の配布により、リピーターの獲得につながる可能性があります。

ショップカードが使える

LINE公式アカウントを使えば、LINE上でショップカードやポイントカードの発行・管理ができます。

LINEでポイントカードを使えたら、顧客はより気軽にポイントカードを発行でき、リピーターにつながるかもしれません。

LINE公式アカウントではショップカードの利用データを分析することもできるので、顧客情報の管理にも役立ちますよ。

LINE公式アカウントの活用法

LINE公式アカウントには、集客やリピーターを増やすのに効果的な機能がたくさんあります。

ここでは、実際の企業や店舗でのLINE公式アカウント活用法を3つご紹介します。

  • QRコードで登録者を増やす
  • 顧客にクーポンを配布する
  • チャットで予約などを受け付ける

QRコードで登録者を増やす

普段私たちがLINEで友人や家族を友だち追加するとき、QRコードを使うのはお馴染みの方法ですね。

LINE公式アカウントでも、QRコードで簡単に「友だち追加」ができます。

まずは店舗やサイトにQRコードを設置し、登録者を増やしていきましょう。

登録者が増えれば増えるほど、顧客やリピーターも増えていくでしょう。

顧客にクーポンを配布する

LINE公式アカウントの登録者がある程度増えてきたら、登録者にクーポンを配布してみましょう。

クーポンを配布することによって、そのクーポンを使うために店舗に足を運んだり商品を買ったりする顧客が出てきます。

新規顧客を増やせるだけでなく、一度サービスを利用して気に入ってもらえればその顧客がリピーターに繋がる可能性もありますよ。

LINEを活用した集客方法については別記事でさらに詳しく解説します。

チャットで予約などを受け付ける

LINE公式アカウントのチャット機能を使って、顧客からの予約などを受け付けることができます。

ユーザーからの問い合わせに対してLINEのトークと同じような感覚でチャットができるので、予約への対応も簡単にできますよ。

また、LINEと連携できる予約システムを活用すれば自動的に予約を受け付けてシステムに登録することも可能です。

LINE公式アカウントのメリット

ここまで、LINE公式アカウントにはさまざまな機能や活用法があることを解説してきました。

ここからは、LINE公式アカウントを実際に使用するメリットをご紹介します。

  1. リピーターを獲得できる
  2. 幅広い層に対して集客できる
  3. 個別にチャットを送れる

リピーターを獲得できる

LINE公式アカウントは、顧客と手軽に繋がれるツールです。

そして一度繋がった顧客に対しては、デジタル会員証の発行やメッセージ、クーポン配信など、幅広くアプローチすることができます。

そのため、LINE公式アカウントをきっかけに自社のサービスを利用する人を増やし、さらにそこからサービスを気に入った顧客をリピーターにすることが可能なのです。

幅広い層に対して集客できる

LINE公式アカウントを友だち追加することはとても簡単で、LINEのアカウントさえ持っていれば誰でも友だち追加できます。

LINE株式会社によるとLINEの国内月間利用者数は約8,600万人、国内の月間アクティブ率は約85%で、日本の人口の約68%がLINEを活用している計算になります。

LINE利用者がそもそも多いので、それだけ幅広い層に対して集客ができるということになります。

個別にチャットを送れる

LINEと同様に、LINE公式アカウントでも個別にチャットを送ることができます。

個別にチャットを送れると、顧客ひとりひとりに対してアプローチすることが可能であるというメリットがあります。

顧客への情報発信のみならず顧客からの予約やお問い合わせにも対応できるので、直接的で密なコミュニケーションを取ることができ、顧客満足度を上げることにも繋がりますよ。

LINE公式アカウントのデメリット

LINE公式アカウントにはメリットもありますが、その一方でデメリットもあります。

LINE公式アカウントのデメリットもご紹介します。

  1. ブロックされる可能性もある
  2. 配信数により料金が発生する
  3. 登録者数を増やす必要がある

ブロックされる可能性もある

LINE公式アカウントはLINEアカウントと同じように簡単に友だち追加ができ、顧客を増やすには嬉しい機能です。

しかしLINEアカウントと同様、ブロックも簡単にできてしまいます。

キャンペーンなどで一時的に友だち追加する人が増えても、顧客にとってのメリットがなくなればすぐにブロックされてしまう可能性があるのです。

お得情報の配信やクーポンの配信を定期的にするなど、顧客がブロックするのはもったいないと思うような工夫が必要です。

配信数により料金が発生する

LINE公式アカウントは、誰でも無料で始めることができ、非常に手軽な集客ツールです。

しかし無料で使えるのは、メッセージ配信数1,000通までと上限が決められています。

 

フリープラン ライトプラン スタンダードプラン
月額料金 無料 5,000円 15,000円
月間無料メッセージ数 1,000通 15,000通 45,000通
追加メッセージ料金 追加不可 5円/通 〜3円/通

引用:LINE for Business「料金プラン

登録者数を増やす必要がある

LINE公式アカウントでいくらお得な情報やクーポンなどを配信していても、登録者数が少なければ集客効果はあまり期待できません。

まずは登録者数を増やすために、実店舗にQRコードを設置したり、SNSを活用してアカウントの存在を周知したりなどの工夫が必要です。

LINE公式アカウントの開設法

LINE公式アカウントのメリット・デメリットを把握したうえで、自社に導入してみたいと思ったら、LINE公式アカウントを開設してみましょう。

ここから6ステップで、LINE公式アカウントの作り方を説明していきます。

  1. 開設ページにアクセス
  2. アカウントの種類を選ぶ
  3. LINEビジネスIDを開設する
  4. LINE Official Account Managerにログインする
  5. 必要項目を入力する
  6. 入力内容を確認する

①開設ページにアクセス

まずは、LINE公式アカウントの開設ページにアクセスしましょう。
アクセスしたら、LINE公式アカウントガイドラインのリンクがありますので、最初にそちらをよく読んでおきましょう。

▶︎LINE公式アカウント開設ページ

②アカウントの種類を選ぶ

LINE公式アカウントの開設ページにアクセスしたら、アカウントの種類を選びましょう。
アカウントは、「認証済みアカウント」と「未認証アカウント」の2種類あります。

「認証済みアカウント」とは、LINE社の既定の審査に合格したアカウントです。

認証済みアカウントなら、認証済みバッチが付与され、LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになります。
検索結果に表示されるようになると、ユーザーの目に触れる機会も多くなり、集客効果が期待できますよ。

「認証アカウント」と「未認証アカウント」の違いは、審査があるかないかくらいであとはほとんど違いはありません。

「未認証アカウント」の場合は、個人・法人問わず誰でも取得できますよ。

③LINEビジネスIDを開設する

“LINE公式アカウントを開設するには、LINEビジネスIDが必要です。

LINEビジネスIDとは、LINEが提供する、ビジネス向けの各種管理画面にログインができる共通認識システムのことです。

LINEアカウントでのログインか、メールアドレスのみで利用できるビジネスアカウントでのログインをすることで、LINEビジネスIDが利用できます。

LINEビジネスIDをまだ持っていない場合は、LINE Business IDのトップページにアクセスして、作成をしましょう。

▶︎LINEビジネスIDの作成ページ

④LINE Official Account Managerにログインする

LINE Official Account Managerは、LINE公式アカウントの管理画面です。
この管理画面にログインしましょう。

管理画面にログインしたら、基本情報を設定します。

⑤必要項目を入力する

管理画面の指示に従って、必要項目を入力しましょう。

アカウントのプロフィールページを開くと、アカウント名やプロフィール画像、背景画像などを設定できますよ。

あいさつメッセージと応答メッセージの設定も行いましょう。
ユーザーに配信する前に、正常に配信されるかのテストも忘れずに行ってくださいね。

⑥入力内容を確認する

全て入力できたら、入力内容に誤りがないか確認します。

確認ができたら設定は完了です。

設定が完了したら、ようやくLINE公式アカウントを公開できます。

まとめ

本記事では、LINE公式アカウントの特徴や機能、メリット・デメリット、開設方法などをご紹介しました。

LINE公式アカウントは、企業が使えるビジネスアカウントで、メッセージ配信機能やチャット機能などを活用して集客やリピーター獲得が期待できるツールです。

一般のLINEアプリと同じような感覚で使えて誰でも無料で始められるので、どの企業でも挑戦しやすいOMOです。

ぜひ本記事を参考にして、LINE公式アカウントを上手に活用し、新規顧客やリピーターの獲得に繋げてください。

また、LINE公式アカウントをより効果的に活用するための追加機能として「LINE API」というものがあります。

無料で利用できる公式機能のためぜひ活用を検討してみてください。

LINE APIでできることは別記事に詳しくまとめています。

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