効果的なLINE公式アカウント運用法とは?役立つツールと代行運用の選び方

効果的なLINE公式アカウント運用法とは?役立つツールと代行運用の選び方

顧客の集客から販促まで、さまざまなシーンで役立つ「LINE公式アカウント」。

しかし、実際に運用するとなると「どうすれば成果につながるか」「思うような効果が出ない」と悩んでいる方も多いでしょう。

そこで今回は、LINE公式アカウントの効果的な運用方法を解説していきます。

実際の運用事例やツール、運用代行サービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

LINE公式アカウントの詳細は、「LINE公式アカウントとは?無料で使える店舗集客のマストアイテム」で詳しくまとめています

LINE公式アカウントの効果的な運用方法

早速、効果的な運用方法を見ていきましょう。イメージが湧きやすいように具体的な例を用いて説明していきます。

顧客のニーズに沿った配信をする

顧客の心をつかむには、顧客のニーズに沿った内容を発信することが大切です。ニーズを意識することで、自社サービスの認知拡大や購買促進がスムーズに進みます。

例えば、過去の利用実績を調べたところ、次の2人の会員がいたとします。

  • Aさん:ビールの注文回数が多い
  • Bさん:ジュースの注文回数が多い

この場合、Aさんはビール好き、Bさんはジュース好きであることが読み取れます。そこで、Aさんにはビールのクーポンを、Bさんにはジュースのクーポンを配布すれば、より購買率がアップするはずです。

「顧客は何を求めているのか?」を念頭に置き、顧客のニーズを満たす情報配信を意識しましょう。

特典内容を工夫する

特典内容を工夫することでもサービスの利用者増加が見込めます。

工夫するポイントは「10%OFF」や「100円割引」など、“普通”の特典ではなく、

  • 5回来店で次回コーヒー1杯無料
  • 10ポイント貯めたらラーメン1杯無料
  • 初回限定全メニュー50%OFF

など、顧客の目を引く内容にすること。

「ポイントを貯めたい」「お得に利用したい」という気持ちを掻き立てることで、より多くの顧客に自社サービスの利用を促せます。

メッセージ内容を工夫する

メッセージ内容を工夫することも、クーポンや特典の利用に誘導しやすくなります。

例えば、無料や期間限定など目を引く言葉や、絵文字を使うなどして、「内容が気になるな」と思ってもらえる文章に仕上げましょう。

やはり、面白みのないメッセージだと人は読む気になりません。顧客の目を引く、魅力的な文面にすることでより高い効果が期待できます。

ツールや運用代行を活用する

LINE公式アカウントがいいのは知っているけれど、ノウハウもないし、何から始めていいかわからない人もいるでしょう。

LINE公式アカウントには、そんな人にぴったりなツールや運用代行の仕組みが整っています。

ツールとは、LINE公式アカウントにインストールして使うシステムのこと。LINE公式アカウントにない機能を追加・拡張することで、より便利な運用を手助けしてくれます。

運用代行とは、その名の通り、LINE公式アカウントの運用を代わりに行ってくれるサービスです。メッセージ配信やクーポン内容の選定など、さまざまな業務を代行してくれるので、運用の手間が省けます。

運用の効率化やより顧客のニーズに合った情報を配信したい方は、ツールや運用代行を活用してみてください。

LINE公式アカウントツールの活用事例

ここでは、皆さんが運営するサービスにも活用できる、LINE公式アカウントツールの活用事例を2つ紹介します。

ロクシタンジャポン株式会社の事例

ロクシタンジャポン株式会社は、LINE公式アカウントツールの活用で「会員証登録率アップ」を達成しました。

同社は、LINE上で発行できるデジタル会員証の登録率が悪いことに悩んでいました。そこで、LINE公式アカウントのツールを導入して自動メッセージ配信や個別返信を実施。デジタル会員証への登録を促しました。

すると、デジタル会員証の登録率がぐんと上がりました。新規顧客の30~40%は、デジタル会員証を登録するまでになっています。

参照:「LINE Front-end Framework(LIFF)」による「デジタル会員証」で実現した顧客体験の最適化LINE for Business

霧島酒造株式会社の事例

芋焼酎の「赤霧」「黒霧」でおなじみの霧島酒造株式会社では、LINE公式アカウントを活用し、20〜30代の若年層をターゲットにした施策を展開しています。

2017年に公式アカウントを開設し、約2年で18万人の友だちを獲得。友だちの増加を達成した次のステップとして、ツールならではの機能を活用した情報配信を考えています。

個別返信や顧客の購買情報の整理など、ツールの機能を最大限活用し、顧客のニーズに沿った情報を届けることで、さらなる新規顧客の獲得を目指します。

参照:霧島酒造が進んだ「応募チャネルの一つ」から「LINEに一本化」への歩み|LINE for Business

LINE公式アカウント運用に役立つツール

販促や認知拡大など、ツールはLINE公式アカウント運用のあらゆる面で役立ちます。ここでは運用に役立つツールを3つ紹介していきます。

onLINE

onLINEは、多種多様な機能を追加できる操作性抜群のツールです。

モバイルオーダー受付やECサイト連携、予約対応の自動化など、利便性の高い機能を利用できます。病院、飲食店、美容院をはじめ、さまざまな業種での活用が可能です。集客や販促などあらゆる面で効果を発揮します。

また、プログラミング知識がなくても直感的に操作できる点は、誰にとっても使いやすく、機械やPCに苦手意識がある人にもおすすめです。

初期費用 0円
月額料金 49,800円(税込)~
導入実績 ・病院
・飲食店
・美容院
・スーパー
など全般

▶︎onLINE

Liny

幅広い機能が備わっているLinyは、ビジネスはもちろん公官庁までをカバーするツールです。

自動応答や予約管理、顧客データ分析機能など、さまざまな機能が搭載されておりLINE公式アカウントをより便利に運用できます。

特に、データ分析機能はとても便利で、CSVレポート作成やスプレッドシートと連携した情報管理機能が備わっています。

初期費用 54,780円(税込)
月額料金 5,500円(税込)~
導入実績 ・病院
・飲食店
・美容院

▶︎Liny

Lステップ

Lステップは、配信機能をより便利にしてくれるツールです。30日間は無料で利用できるので、ちょっとツールを試してみたい人にぴったり。

セグメント配信機能やシナリオ配信機能など、LINE公式アカウントだけでは利用することができない機能の追加が可能です。

「LINE公式アカウントの配信機能では物足りない」と感じる方におすすめです。

初期費用 0円
月額料金 2,980円(税込)~
導入実績 ・英会話スクール

・ホテル
・プログラミングスクール

▶︎Lステップ

LINE公式アカウントのツールを選ぶポイント

ツールを紹介されただけでは、どれがいいか迷ってしまいますよね。ここではLINE公式アカウントのツールをどう選ぶか、ポイントをお伝えします。

どのような機能が使えるか

ツールは各社ごとに搭載されている機能が違うため、得られる効果も異なります。どんな機能が使えるかを軸に判断することで、自社サービスに合ったツールの選択につながります。

例えば、

  • セグメント配信→ニーズに合った効果的なメッセージ配信
  • アンケート機能→ユーザーのニーズを知り施策の改善に生かす
  • メッセージ自動応答→顧客対応の効率化
  • ECサイト連携→ECサイト売上アップ
  • 予約機能→予約管理の効率化と利便性アップ

など、ツールを取り入れるからこそ活用できる機能がたくさんあります。

自社がどんな問題や課題を抱えているかを洗い出した後、「自社サービスに必要な機能が備わっているか」をポイントにツールを選びましょう。

ツールに専門の業種があるか

候補のツールに“専門”があるかも大事な判断基準です。

ツールといっても幅広い業種に対応しているものから、飲食店に特化したものまでさまざまあります。

そのため、自社の業種に対応していないツールを選んだ場合、使い勝手が悪く、成果が出ない可能性があります。

例えば、学習塾に特化したツールを飲食店で利用したとします。すると、モバイルオーダーなどの機能が使えず、思うように顧客を獲得できないでしょう。

評判の良さも大切なポイントですが、業種との相性が悪くてはうまく活用ができません。まずは特徴や得意としていることを確認し、自社サービスの業種に対応しているツールを選びましょう。

おすすめの公式アカウント運用代行サービス

時間やノウハウなど、プロにLINE公式アカウントの運用を任せてしまうという選択肢もあります。次は、LINE公式アカウントに不慣れな人でも成果が出せる運用代行サービスを紹介していきます。

シェアコト

シェアコトは幅広い業務内容を代行してくれるサービスです。

画像やメッセージ作成、個別返信、効果測定などさまざまな業務を代行してくれます。特に個別返信の代行は、メッセージの返信に割く労力がぐっと減り、業務の効率化を計れます。

また、カスタマーサポートがあるので、運用で困ったことがあればいつでも相談可能です。

「さまざまな業務を代行してもらいたい」「手厚いサポートが受けたい」と考えている方におすすめです。

初期費用 200,000~400,000円
料金(期間6ヶ月~) 250,000円~600,000円
おすすめの業種 ・大学
・大手コンビニ企業
・化粧品会社

シェアコト

ハーツフィールド

ハーツフィールドは月額料金の安さに定評がある運用代行サービスです。

月額22,000円から利用でき、メッセージ送信やタイムライン投稿などの基本的な業務を代行してくれます。

また、ハーツフィールドはLINE公式アカウントの操作方法もレクチャーしてくれます。そのため、LINE公式アカウントに不慣れな方でも、しっかり運用に取り組めるようになります。

初期費用 55,000円(税込)~
月額料金 22,000円(税込)~
おすすめの業種 ・飲食店
・美容室
・整体院
・エステサロン
など

ハーツフィールド

運用代行サービスを選ぶポイント

運用代行サービスを2つ紹介しましたが、どれが自社に合うか判断しづらいですよね。皆さんが自社に合う運用代行サービス選べるよう、選ぶ際のポイントも紹介していきます。

運用代行できる業務内容

運用代行は、提供会社ごとに代行できる業務内容が異なります。

例えば、メッセージ配信の代行から、効果測定や画像準備まで行ってくれるものまでさまざまです。

運用代行というだけで業者を選ぶのではなく、各社のホームページをチェックし、任せたい業務を代行してくれるサービスがあるかを確認しましょう。

専門の業種があるか

運用代行サービスは対応可能な業種が限定されていることがあります。

自社の業種に対応していないサービスだと、任せたい業務を代行してもらえず、思うような成果が得られない可能性があります。

事前に問い合わせるなどして、自社業種に対応しているサービスを選びましょう。

まとめ

今回は、LINE公式サイトアカウントの効果的な運用法を、事例やツール、運用代行サービスと共にまとめていきました。

LINE公式アカウントはコツをつかめば、誰でも効果的に運用できます。紹介した事例やツールを参考にしながら、自社に合った運用法を見つけましょう。

また、運用が難しければ運用代行サービスの利用も検討してみるのもいいでしょう。

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